全顎治療
今回は虫歯の治療を主訴に来院した患者様の症例の紹介となります。
初診時の口腔内写真とレントゲン写真になります。
下顎の前歯を除き全体的に虫歯・不適合の差し歯の存在を確認できました。
虫歯の除去を行い仮の歯を入れた状態が次の写真の上段になります。
下段の写真は今後、前歯最終的な被せ物を入れたときに、咬みこみが深いため問題を起こしてしまうため、かみ合わせを挙げている写真になります。
前歯にフィルムのようなものを咬んでもらい、約1mmのかみ合わせを挙げました。
続いての写真は小矯正の写真になります。
下顎前歯は虫歯は無かったのですが、歯並びが若干ずれてしまっているため綺麗に並べることを目的に行いました。
小矯正を行いながら、上顎前歯の歯間乳頭とよばれる部分の審美的な調整をおこないました。
この歯間乳頭をいかに綺麗に仕上げるかによって最終的な被せ物が綺麗に入るかが決まってきます。(血が苦手な方は見ないでください)
外科処置後歯と歯の接合部分(コンタクトポイント・エリア)の調整を仮の歯で行います。
日本人・西洋人等骨格に合わせて、顎の骨の一番高い所から適切な接合部分を設定することのよって仕上がりに差ができます。
歯周組織の回復を待った後に最終的な被せ物を入れていきます。
試適時にX線写真を撮影して適切な接合部分が得られているかの最終確認を行います。
問題なく仕上がったために最終的な被せ物をセットしました。
次の写真が最終的な状態です。右の写真は下顎前歯を矯正したため後戻り防止のためのリテーナーという装置です。
ここまで、約1年10ヶ月本当にお疲れ様でした。
ここから先はメインテナンスに移行します。頑張ってメインテナンスを行いましょう。
最後に治療前・後の写真となります。
古くなった被せ物のやりかえ
こちらの前歯の被せ物は歯茎が退宿してしまったことにより適合が悪くなってしまい
また、歯と歯の間にすき間もできてしまって審美的にもすきっ歯にみえます。
このような状態のままにしておくと審美面だけの問題だけではなく、
歯茎と被せ物の隙間に汚れ(プラーク)が残りやすくなるため虫歯や歯周病の原因にもなってしまいます。
いきなり新しい被せ物を入れるのではなく最初は仮歯を入れて様子をみていきます。
また歯と歯の間のすき間をなくすために
仮歯で調整していきながら隙間をなくしていきます。
こちらの写真は仮歯の状態です。
歯と歯の間を調整したことにより隙間がなくなりました。
まだ最終的な被せ物は入っていないため完成したお写真をお見せできないのですが、
この仮歯の段階でもかなり改善されました。
歯茎のラインと仮歯の際に隙間はなく、歯と歯の間の隙間もなくなりました。
あとは歯茎に炎症が残っていないか確認し、問題なければ型取りをし、被せて完成になります。
このように被せ物の処置が終わっても、その後の管理が非常に大事になってきます。
ブラッシングがきちんとできていないと歯茎の際に汚れがたまり被せ物の中から
虫歯ができてしまったりもします。
痛みは出ていなくても年月が経っている被せ物などありましたら
一度検診で確認してみませんか?

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